ランドリオール33巻感想 波乱万丈な王都地下ダンジョンの冒険!

6月5日に発売となった「Landreaall 33巻」全巻に続き、今回も騎士団の大哨戒から始まったダンジョンの異変と、DX達の波乱万丈な冒険について描かれています。表紙はこんな感じ。

DXが描かれているのは通常版、イオンが描かれている方が特装版になります。ランドリオールは毎回、通常版と特装版の2種類が発売されるのですが、表紙の違いだけではなく、巻末漫画が違ったり、小冊子がついていたり、ドラマCDがついていたりします。それが毎回楽しみで、今回は何かな~と予約が始まるとワクワクしながらページを覗きに行っています。

今回の特装版について

今回の特装版は、まず表紙がイオン、そしてその後ろにDXが描かれています。イオンが腕に付けている装備は、作中にて六甲から借りた(六甲の台詞からすると、恐らくDXとイオンの両親が支給している)もの。以前のアカデミー騎士団編でイオンが戦えるという事は周囲の生徒達(マグナルは知らなかったですが)は知っていますから、今回はガンガン戦います。

さて、それはそれとして、そんな表紙以外に、今回はドラマCDとその脚本、そして描き下ろし漫画がセットになっています。ドラマCDのタイトルは「サーキッツアンドバンプス」。どんな内容なのかは実際に見てのお楽しみです。こういうのは初見で見たり聞いたりするのが一番楽しいですからね。価格については1800円+税。ドラマCDがつくときと大体一緒くらいです。

ちなみに特装版と通常版で私が一番ぐっときたのは背表紙。通常版がリド、特捜版が五十四さんなんですよ。この主従が好きなので、DX兄妹の表紙の背表紙に描かれていたのが、すごく良いなと思いました。

33巻は前巻に引き続きダンジョンでの冒険

33巻は前巻に引き続いて、王都地下のダンジョンでの冒険です。ダンジョンでの異変(手入れ不足)でバラバラになってしまったDX達が、それぞれのパーティでダンジョンの脱出を目指します。

ランドマークにされたサー・ジャック、リドの戦闘酪酊(リーク・ハイ)、イオンと六甲達のパーティ、DXとライナス達のパーティなどなど、それぞれの冒険が描かれています。メインはDX達ですが、他の登場人物達にもしっかりとスポットが当たるのがおがきちか先生のすごい所。

その中でも私はルーディーが五十四さんから『夜の果て』を受け取るシーンが特に好きでした。どこか神聖な雰囲気すら感じる場面。そして五十四さんの「私はニンジャ、宣き道具です」という台詞がとても心に沁みました。

ランドリオールの世界で、ニンジャという存在がどのようなものであるか。ウルファネアの時からも描かれていましたが、改めて、六甲が歩んできた道と五十四さんが歩んで来た道の違いを感じました。



ダンジョンとニンジャの関係

しかしこのダンジョン、どうやらニンジャにとってはあまり良くない場所の模様。

王都には今、六甲と五十四さん、そして傭兵団のニンジャがの三人だけしかいない。けれどDXは王都地下ダンジョンで大量のニンジャの亡骸を発見します。

「今じゃないいつか、いて……」

ニンジャにとって危険な場所なのか、それとも何か別の意味があるのか。これが何を示すのか――次の巻辺りで明かされるのではないかなと思います。

プチリオール

巻末のおまけ漫画ことプチリオール。今回は『馬』の話と、ウルフォネアの話の二つ。豪華!詳しくは書きませんが、久々にクエンティンと竜葵が登場します。

竜葵は最初に登場した時は、えらく怖いお兄さんだな……!と思っていましたが、ウルファネア編が終わってからは、意外と面白い人物である事が伝わって来て、登場する度に好きになれるキャラクターですね。

さて、こんな感じで33巻の感想でした!次回が待ち遠しいですね!

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