『鬼滅の刃』の特別放送 第一夜・第二夜感想 凄まじいヒットを生んだ漫画とアニメ二つの力

こんにちは、橙です。十月も半ば、だんだん寒くなってきましたね。
秋を通り越して初冬になってしまったのではないかと思う気候です。

さて、皆さんは先日テレビで放送された『鬼滅の刃』を御覧になりましたか。
私は漫画も読んだ事がなく、先週放送された第一夜は初鬼滅でした。

鬼滅の刃はテレビでもSNSでも大人気ですよね。
有名なゲーム実況者の弟者さんも鬼滅の刃がお好きだとツイートされていたのを拝見しました。

私は実は周囲の鬼滅の刃の熱が熱くて、面白いのだろうなとは思っていたのです。
けれどあまりすすめられると逆に引いてしまうタイプなので「後でいいや」となってしまったんですよね。

そんな私ですが、テレビ放送のおかげで鬼滅の刃に触れる事が出来ました。
その時の感想を書いていこうと思います。

第一夜 兄妹の絆編

まずは先週放送された鬼滅の刃・第一夜『兄妹の絆』編から。
こちらは漫画の第一話から第九話までが描かれています。

鬼に家族を殺された主人公の炭治郎が、鬼に変異した妹を助けるために鬼殺の剣士になるまでを描いた物語です。
鬼に変異しても妹を守ろうとする炭治郎と、鬼に変異しても兄を守ろうとする妹の禰豆子。

そして二人がピンチの時に、心の中でたびたび呼び掛ける二人の家族。
タイトルは兄妹の絆でしたが、家族の絆と呼んでも良いなと思いました。

あまりに絶望的で厳しい世界の中で、それでも優しさを失わず真っ直ぐな炭治郎。
彼は決して超人ではないし、圧倒的な強者でもありません。
けれどそんな彼の存在が周囲の人間にとって良い方に影響していく様子がとても感動的です。

第二夜 那田蜘蛛山編

第二夜は『那田蜘蛛山編』
こちらは漫画の第二十八話から第四十四話までが描かれています。

数話飛んで善逸と伊之助が登場しています。
私は第一夜を見てすぐに漫画を買ったのですが、第一夜が初見でそのまま見ていたら「あれ?」となりますね。

善逸は第一夜の選抜試験で登場してるので覚えている方も多いと思いますが、伊之助はいませんでしたから。
一応、伊之助もあの選抜試験を受けていたのですが、直ぐに山を下りたのでその場にいなかったらしいです。

私は最初気づきませんでしたが、選抜試験に合格した際に「五人も」という、当主様の台詞がありました。
あれは伊之助が含まれていたそうです。録画したのを見直したら四人だったので、あっという間に下りたんでしょうね。

さて、那田蜘蛛山編ですが、鬼の家族が登場します。
彼らは本物の家族ではなく鬼の『累』によって作り上げられた偽物の家族。
しかも恐怖で支配しているとの事で、現実で起こりうる家庭内の問題もしっかり描かれていました。

どのシーンも印象的でしたが、特に凄まじいと感じたのが「ヒノカミ神楽」のシーン。
Fateシリーズで有名なユーフォ―テーブルさんの本気を感じました。
テレビの向こうから熱すら感じさせる、息をする暇もないくらいの素晴らしい描写でした。

映画 無限列車編

第二夜は深夜0時近くまで放送が行われました。
放送が終わったら、放映開始した映画『無限列車編』の特別CMも放送されました。

一日で興行収入が10億円という快挙を達成した作品。
アニメの出来もさる事ながら、そのままの出来で映画が作られているようですね。

私はまだ見ていないのですが、映画館であの迫力を感じたいですね。
鬼滅の刃は小さな子供にも人気が高い作品。

映画館に足を運んだことのない子が『映画館で映画を見ること』を体験する良い機会だと思います。
テレビやパソコン、スマートフォンで見るとは全く違う、お腹の底に響くようなあの感覚を、経験して損はないと思います。

漫画とアニメの力が重なって生まれた魂を震わせる作品

鬼滅の刃は王道かつ、主人公に一点のブレもなく真っ直ぐに進んでいく、そういう作品です。
今までヒットした作品を思い出せば、その多くが、主人公には「ブレない強い目標」がありました。

ポケットモンスターならば、サトシが「ポケモンマスターになる」ため。
ワンピースならば、ルフィが「海賊王になる(ワンピースを手に入れる)」ため。
本好きの下剋上ならば、マインが「本を読む」ため。

鬼滅の刃も、この物語は「こういう話だ」と一言で言いきれる作品でした。
漫画も描写が細かく、心情の表現も上手い。
そこにアニメの素晴らしい表現と音楽が混ざる事で、より凄まじい作品となりました。

両方の力が合わさったからこその大ヒットだと私は思います。
恐らく相当の費用が掛かっており、それに対するリターンが期待できるからこそのものなのでしょう。

全ての作品がこうであれ、というのは難しいと思います。
けれどそれでも、作品に関わった全ての人達にリターンがあり、こうであれば良いのにと願わざるを得ませんね。

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