「ヲタクに恋は難しい」感想 オタクあるあるが詰まっている、明るく楽しいオタクの日常!

ヲタク同士の恋と日常を描いた作品『ヲタクに恋は難しい』を読みました。

元々はPixivにて投稿されていた作品だそうです。以前からタイトルは知っていたのですが、読んだのは今回が初めてでした。読もうと思ったきっかけはyoutubeにて、アニプレックスの公式さんが配信されていた、ヲタ恋のOPを見たからなんですが……これがすごい! くるくると良く動く画面に、ドット絵まで入って、見ていてすごく楽しんです。歌も明るい調子でノリが良くて好き。そんなこんなで、漫画を手に取るに至りました。表紙はこんな感じ。

物語の内容は、隠れ腐女子のOL成海ちゃんと、幼馴染のゲーヲタの宏嵩君のカップル、そして同僚の樺倉君と小柳さんのカップルを中心に、ヲタクあるあるをコミカルに描いた物語です。私自身、ヲタクという自覚はあるので、読みながら「あるわ~」「ああ~」と共感したりしました。

そしてそれ以上に、この作品のすごい所は「こういう友達が欲しいなぁ」と思えるところ。大人になっても変わらずにゲームやアニメ、漫画の話が出来る友人関係って貴重だと思うんです。大人になって自由になるお金は増えても、こういう趣味で盛り上がれる友人関係が身近にあるかというと、意外とないんですよね。

学生時代にヲタク話が出来た友人達とは違う進路を進み、住む場所も離れ。メールやSNSで話は出来ても、直ぐに合えるかと言うとそうじゃない。お互いの予定、仕事の都合、そういうのを合わせてやっと会える。子供の頃と違って、大人になってから人と会うのは時間が掛かります。そして新しい友達を作るのも。

『ヲタクに恋は難しい』を読んでいて私がまず思ったのは、分かるわ~という気持ちと同じくらい、いいな~という羨ましい気持ちでした。理想とか夢とか、そういうものが描かれているからこそ、先へ、先へ読み進めたくなるんだなと、そんな事を思いながら読んでいました。アニメも見たいな。

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