「もう、勇者しない」ラブデリック伝説の名作『moon』がついに移植決定!ずっと待ってた!

「もう、勇者しない」

そんなフレーズが今も強く記憶の中に残っているゲームがあります。それはラブデリックというゲーム会社が作った『moon』という、一風変わったゲーム。

22年前に発売された伝説の名作

moonが発売されたのは22年前との事で、もうそんなに時間が経っているんだなぁとしみじみ思いました。

この頃は、勇者や英雄が魔物と戦い、倒し、そして最後のラスボスを倒すというゲームがたくさん発売されていました。敵を倒し、経験値やお金を手に入れて強くなる。そういうゲームが並ぶ中で、このmoonというゲームは全く逆の事をしていくんです。

ゲームの世界に入ってしまった主人公が、勇者によって倒されたアニマル(RPGでのモンスター的な役割の生き物)の魂を救済していく物語。とにかく「今までのゲームと雰囲気が違う」のがこのmoonの特徴です。

これまでのどのゲームとも違う、一風変わった作品

このmoonという作品は、絵本のようなグラフィックにしろ、アニマルを救済するというシステムにしろ、とにかくこれまで遊んだどのゲームとも雰囲気が違ったのが、当時の私には衝撃的でした。

友達から勧められて、良く分からないまま遊び始めて、良く分からない世界を歩き回って――気が付いたら、夢中になって遊んでいました。

やれる事はたくさんありますが、やらなくてもただムーンディスクという音楽を聞きながら、ただのんびり歩きまわって、この世界の住人達を見て回るだけでも一日が過ごせる、そんな作品。

キャラクターや物語の背景が沼のように深い

moonというゲームがどんな作品であるか、と聞かれると、実は上手く説明が出来なかったりします。

ただ、ひと言で表すならば、これは「沼」のような作品。もちろん悪い意味ではなくてね。

個性豊かで変わっているキャラクターの一人一人に、とても深い背景があります。その事を知った時に思い知る世界の残酷さ、そして『ゲーム』とは何であるのか、それを考えさせられる作品になっているんです。哲学的とも言うかもしれません。

この作品に出会えていなかったら私は、当たり前に見ていたゲームの世界の裏側について目を向ける事は恐らくなかったのではないかと考えます。

普段ゲームをしない人にも『moon』はおすすめできる。

moonは、ひとつの本をじっくり読んでいるようなゲームでもあります。普段ゲームをしない人にもおすすめできる作品ではないかな、と思っています。

ただ住人達を追いかけてその生活を眺めているだけでも面白いですし、ミニゲームはたくさんありますし、ジンギスカンゲームとかはもう一度でいいや……ってなるものもありますけれどね。発売日は10月10日、予めダウンロードはすでに始まっています。

エンディングは衝撃的で、ある意味、映画の『レディ・プレイヤー1』に通じる部分があるな、とも思っています。子供の頃にやって良かった、そんな風に思えるゲーム。

私もダウンロードは完了しているので、10月10日が来るのを楽しみに待ちます!

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